congatec 社、新しい低価格、低電力の ETX/XTX モジュールを発表

Intel® Atom™ プロセッサ N270 と Mobile Intel® 945GME Express チップセットの組合せで強力なグラフィックス性能を装備

デーゲンドルフ、 2009年6月29日   * * *   congatec AG は、その好調な ETX/XTX 製品群に加えて conga-XA945 モジュールを最新の製品として発表した。この極めて低電力で魅力的な価格帯のモジュールは ISA バスの代わりに 4 PCI Express リンクを備える。 モジュールは、Intel® Atom™ プロセッサ N270 と全機能搭載の Mobile Intel® 945GME Express チップセット、および Intel® I/O Controller Hub 7-M を搭載している。

この 95 x 114 mm のコンパクトな XTX モジュールは、最も魅力的な価格帯で最高のワット当たりの性能を提供するように設計されている。プロセッサ/チップセット全体の Thermal Design Power (TPD) はわずかに 8 ワット。強化されたパワーマネージメント機能の結果として、最近のアプリケーションで標準的な消費電力は 5 ワットをかなり下回る。ACPI 3.0 バッテリーマネージメントと併せて、この低電力消費によって設計者はフルセットのインタフェースを持つモバイル組込みアプリケーションを創作できるようになった。

conga-XA945 は、4x PCI Express リンク、6x USB 2.0 ポート、2x シリアル ATA インタフェース、1x IDE インタフェース、および Intel® High Definition Audio をサポートしている。更に、32 ビット PCI バス、10/100 BaseT Ethernet、マルチマスター I²C バス、LPC バス、および Fan 制御を持つ。 DDR2 SODIMM ソケットを一本持ち、2 G バイトまでの柔軟なメモリ構成が可能である。

conga-XA945 は、Intel の 45nm の Atom プロセッサ N270 を搭載し、512 K バイトの L2 キャッシュを備える。プロセッサは 1.6 GHz のクロック速度で動作し、533 MHz のフロントサイドバスを使用する。 Intel® Speedstep® テクノロジーによって、現実的なアプリケーションで使用したとき、この堅牢な CPU はその最大消費電力の 2.5 ワットに達することはほとんど無い。Intel Atom プロセッサ N270 はまた、仮想化を可能にするために Hyperthreading をサポートする。それ故、conga-XA945 はデュアルコアシステムのように動作し、二つのオペレーティングシステムで同時に独立して動作する。

Intel® Graphics Media Accelerator 950 は Mobile Intel 945GSE Express チップセット内に統合されていて、最大で 224M バイトのビデオメモリ割当てで 10 GB/s 以上のバンド幅を可能にしている。これにより、設計者は電力効率の高い 32 ビット 3D グラフィックスを実現することができる。 独立したグラフィックスパイプラインの両方とも、デュアルチャネル (2x24 ビット) LVDS または二つの SDVO インタフェース、またはアナログ VGA で使用できる。更に、conga-XA945 は、接続するフラットパネル・ディスプレイの自動認識を可能にする Embedded Panel Interface (EPI) および VESA DisplayID 標準を装備している。

すべての congatec のモジュールはエンベデッド BIOS とボードコントローラを装備していて、システム監視、ウォッチドッグ・タイマ、および I²C バスなどのエンベデッド機能を強化している。それ自身をメインの x86 プロセッサから切り離すことが可能なことから、これらの機能はスタンバイモードにおいても利用でき、そのため、更に電力を低減する機能を促進する。強化されたパワーマネージメントに加えて、congatec エンベデッド BIOS は ACPI 3.0 バッテリーマネージメントもサポートする。

conga-XA945 のサンプルは、現在入手可能となっている。