congatec が 3.5 インチシングルボードコンピュータ (SBC) ビジネスに参入

congatec が 40% の性能向上を実現して 新事業のスタートを切る

Deggendorf/Nuremberg, Germany, 26 February 2019  * * *  規格標準化およびカスタマイズされた組み込みコンピュータボードおよびモジュールの大手テクノロジー企業である congatec は、3.5 インチシングルボードコンピュータ (SBC) ビジネスに参入します。既存のアプリケーションの性能を 40% 向上します。この圧巻の性能向上を達成するために、新しい conga-JC370 3.5 インチシングルボードコンピュータ (SBC) に商用グレードの第 8 世代 Intel® Core™ i7 モバイルプロセッサ (開発コード: Whiskey Lake) を搭載しています。これにより、congatec は、知る限り世界で初めて組み込みフォームファクタでこの新世代のプロセッサを提供する企業になります。過酷な環境での展開においてパイオニア的役割を果たすことが可能になります。OEM のお客様は、新しいハイエンドの BGA プロセッサ技術に非常に早い段階でアクセスできるメリットにより、市場初という優位性を実現する機会を得ます。congatec は今後、最新の第 8 世代 Intel® Core™ i7 モバイルプロセッサをはじめ、この小型シングルボードコンピュータ (SBC) フォームファクタに適したすべての主要なプロセッサをサポートしていきます。

 

「3.5 インチボードを利用するお客様は、この発売によって、他のプロバイダーが提供できない、または提供する余裕のない付加価値によって差別化を図る市場の新たなプレーヤーの恩恵を受けることになります」と、congatec のシングルボードコンピュータ (SBC) 担当プロダクトラインマネージャー、ユルゲン・ユングバウアー (Jürgen Jungbauer) は説明します。「たとえば、お客様は、包括的なコンサルティング、個別の統合サポート、広範な ボードサポートパッケージ (BSP) によるデザイン・インコストの削減という恩恵にあずかることができます。また、高いボード設計品質により、メンテナンス費用、サービス費用、設計変更費用が削減し、動作時の交換回数、システムダウン、消費電力が抑えられ、ボード寿命が伸びます。」

 

congatec は、3.5 インチチシングルボードコンピュータ (SBC) ビジネスに参入することで、製品ポートフォリオをボードレベルで継続的に拡張していくことを目指します。このさらに広範なボードレベルとソリューションプラットフォームの提供は、お客様にさまざまなメリットをもたらします。製品群の選択の幅が広がり、ボードとモジュール用のアプリケーション・レディなコンピューティング・コアの開発がさらに多くの製品間で浸透していくようになると、再利用によってコストが削減し、価格が下がります。最終的に、さまざまなフォームファクタを利用する開発者も、画一的なコンポーネント、ボードサポートパッケージ (BSP)、ドキュメントにアクセスできるというこのメリットを最大限活かせるようになり、OEM のコストも削減します。

 

新しい 3.5 インチシングルボードコンピュータ (SBC) の機能群

新しい 3.5 インチチシングルボードコンピュータ (SBC) は、1.8 GHz クアッドコア Intel® Core™ i7-8565U モバイルプロセッサを搭載しています。以前の U‑ シリーズのプロセッサ (開発コード: Kaby Lake) と比較して、コア数を 2 つから 4 つに拡張し、マイクロアーキテクチャを改善することで最大で 40% の性能向上を実現します。メモリは、この性能向上に対応するように設計されています。メモリ転送速度が最大 2400 メガ転送/秒 (MT/s) の 2 つの DDR4 SODIMM ソケットで合計最大 64GB まで対応可能です。USB 3.1 Gen2 (第2世代)規格を初めてネイティブ対応しています。この USB SuperSpeed+ インターフェースは最大 10 Gbps または 1.25 GByte/s まで転送できる能力を備えているため、カメラの非圧縮の UHD 動画をモニターに転送できます。新しい conga-JC370 の背面に 1 つの USB-C コネクタを搭載し、このコネクタで 1 つの DisplayPort++ ポートと周辺機器への電源供給の両方に対応することでこの性能を実現しています。このため、1 本のケーブルだけでモニターを接続できます。さらに、インターフェースは、最大解像度 4096 x 2304 ピクセルを持つ合計 3 つの独立した 60Hz UHD ディスプレイと、2 つギガビットイーサネット (1 つ、TSN 対応) もサポートしています。新しい conga-JC370 では、これらすべての機能と、10W (800 MHz) から 25W (ターボブーストモードで最大 4.6 GHz) の間で拡張可能で経済的な 15W の熱設計電力 (TDP) を備えたインターフェースを数多く提供しています。Intel® Core™ i7-8565U プロセッサに続いて、2 つのコアを持つ最大クロック速度 2.1 GHz のi3-8145U プロセッサを搭載したバリアントを提供します。言うまでもなく、これらのプロセッサは、congatec のその他すべての関連フォームファクタにも搭載されます。

 

新しい conga-JC370 3.5 インチチシングルボードコンピュータ (SBC) の詳細は、こちらでご覧になれます:
https://www.congatec.com/en/products/35-sbc/conga-jc370.html