Kontronとコンガテック、連携してセキュアな組込みソリューションを提供

セキュアで堅牢化された Linux® ベースのオペレーティングシステムである KontronOS が、 コンガテックの標準規格に準拠しサイバーセキュリティに対応した aReady.COM ソリューションを拡張

協力関係の拡大を喜ぶKontronのCEO、ハネス・ニーダーハウザー(Hannes Niederhauser)氏(左)とコンガテックのCEO、ドミニク・レッシング(Dominik Ressing)(右)

組込み、およびエッジコンピューティング テクノロジーのリーディング ベンダーである コンガテック(congatec)と、IoT/エンベデッド コンピューター テクノロジー(ECT)のリーディング グローバルプロバイダーである Kontron は本日、モジュール式でセキュアな新しい組込みプラットフォームを発表しました。 この協業の核心は、Kontron の安全でLinux® ベースのオペレーティングシステムである KontronOS と、コンガテックのアプリケーションレディ aReady.COM ハードウェア、およびソフトウェア ビルディングブロックの統合です。 この統合アプローチは IEC 62443 に準拠した、セキュリティとアプリケーション ソリューションの開発を簡素化し加速するためのものです。

Kontron との提携により、aReady.COM ポートフォリオの一つとして KontronOS を提供します。 これによりお客様は、ライセンスの付随するオペレーティングシステムがプリインストールされた、アプリケーションレディのモジュールを入手することができます。 コンガテックのハイパーバイザー テクノロジーと、KontronOS や KontronAIShield を組み合わせることで、ミッションクリティカルなコア機能を IoTコンポーネントから分離し、最大限のシステムセキュリティを確保します。

「KontronOS により、すべてのモジュールで長期に渡って利用可能な、セキュアでモジュール化され標準化されたプラットフォームを提供します。 これは将来のイノベーションの基盤となります。 それと同時に、CRA指令(欧州サイバーレジリエンス法)やAIの進化に伴う新たな技術要件にも迅速に対応しています。 コンガテックとのパートナーシップを強化し、より強力でセキュアなソリューションをお客様に提供できることを嬉しく思います。」 と、Kontron の CEO、ハネス・ニーダーハウザー(Hannes Niederhauser)氏は述べています。

コンガテックの CEO、ドミニク・レッシング(Dominik Ressing)は加えて、「コンガテックは、セキュアな KontronOS により、アプリケーションレディの組込みコンピューター ハードウェアとソフトウェア ビルディングブロックを拡張します。 この拡張により aReady.COM のお客様に、高いフレキシビリティとセキュリティを提供します。 aReady.COM を利用することで、お客様は安全で革新的なソリューションをより迅速に市場投入することができるとともに、NREコストと総所有コスト(TCO)を削減することができます。 Kontronの KontronOS によるコンガテックの aReady 戦略のサポートを喜び、そしてこの共同のソリューションをお客様に提供できることを大変嬉しく思います。」 と述べています。

KontronOS はサブスクリプション ベースで、aReady.COM 上で提供されます。 また、必要に応じて KontronAIShield や KontronGrid などのモジュールを追加して拡張することができます。 KontronOS は、お客様の製品が CRAに対応できるよう支援し、全体的なコストを削減します。

2025年5月に Kontron と締結した、コンピューター・オン・モジュール(COM)に関する両社の専門知識を融合するパートナーシップに基づき、引き続きコンガテックは Kontron に組込みモジュール製品を供給します。 両社は技術力を結集すると同時に、Kontron は世界最大級の組込みモジュール ポートフォリオにアクセスすることができます。

aReady.COM の詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。aReady.com

 

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