congatec 社、Intel® Atom™ E6xx シリーズのプロセッサに基づく新しい COM Express 規格でコンパクト・サイズのモジュールを発表

conga-CA6 は拡張温度範囲であっても、感動的グラフィックス性能を低消費電力で提供する

ニュルンベルグ、 エンベデッド・ワールド展、 2011年3月2日   * * *   組込み用コンピュータ・モジュールの先導的メーカーである congatec AG は、新しい Intel® Atom™ E6xx シリーズのプロセッサと COM Express 規格で Type 2 ピン配置用の Intel® Platform Controller Hub EG20 に基づく conga-CA6 モジュールを発表した。 この組込み用デザインに使用されるすべての部品は -40°C ~ +85°C のインダストリアル温度範囲で特性が保証されていて、conga-CA6 を極限的なアプリケーションに対する理想的なソリューションとして有らしめている。

 

5 ワット以下の消費電力と 95 x 95 mm のコンパクト・サイズによって、この新しいコンピュータ・オン・モジュールは医療機器やオートメーションの分野でのアプリケーションに優れて適している。ポータブル・デバイスでは、最適化された消費電力とバッテリー・マネージメントの結果として得られるバッテリーの長寿命はコスト節約の直接的要素となる。

ハイパースレッディング・テクノロジーは、二つの分離したプロセッサによるマルチ・プロセッシングのための物理的プロセッサ・コアの論理的分割を可能にしている。これは、例えば Windows オペレーティング・システム上で走ることができるグラフィカル・ユーザー・インタフェースから分割された論理的コア上のリアル・タイム・オペレーティング・システム上で安全にクリチカルなアプリケーションが走ることができることを意味する。

Intel® Atom™ プロセッサ E6xx シリーズ搭載の conga-CA6 モジュールは、512 KB の L2 キャッシュを持ち、600 MHz、1.0 GHz、1.3 GHz および 1.6 GHz のオプションがあり、PCB 上に直接半田付け実装された 2 GB までの温度拡張版 DDR2-RAM をアクセスできる。 メモリー・アクセス、サウンド、およびグラフィックスはすべてプロセッサに直接に集積されていて、それにより新しい Intel® architecture に準拠する。 新しい内臓の 3D-Enabled グラフィックス・エンジンは 50% の性能増強がなされていて、256 MB までのフレーム・バッファを収容可能である。 グラフィックススは OpenGL 2.0 と同様に DirectX 9.0E をサポートしていて、24 ビット LVDS チャネルまたは SDVO でグラフィックス出力をしながら、MPEG-2 および MPEG-4 のハードウェア・デコーディングからの恩恵によるビデオ・アプリケーションが可能。

conga-CA6 は、また、最大で 3 PCI Express x1 レーン、2x SATA、PCI バス、EIDE インタフェース、ギガビット Ethernet、High Definition Audio、および 6 USB ポートを含む広範囲の接続性オプションを提供する。 SATA インタフェースを介して、このモジュールは頑健な大容量記憶装置用として 32 GB までのオンボード・フラッシュ・メモリーをオプションで提供する。