車載用途に Intel® Atom™ 低電力テクノロジーの使用を可能にする congatec 社のスターターキット

ミュンヒェン、エレクトロニカ、 2008年11月11日    * * *   高性能で最小限の消費電力を提供する最新の Intel® Atom™ プロセッサに基づくアプリケーションは、動き続けるような用途に最適である。特に車では、我々の世代ではモビリティの象徴で、数知れずのアプリケーションが可能だ。congatec AG は、Intel、Xilinx および Wind River と共同で要求が多い車中のアプリケーションで現代的 PC テクノロジーの実現を成功裏に証明する新しいスターターキットを開発した。統括的な conga-IVI スターターキットによって、迅速、簡単にオートモーティブソリューションを創造できる。

conga-IVI スターターキット (IVI は In-Vehicle Infotainment の略号) の中心部は、COM Express 規格の conga-CA と言う PC モジュールである。 このモジュールはわずか 95 x 95 mm のサイズで、1.6 GHz クロックの Intel® Atom™ Z530 プロセッサと対応する Intel® system controller hub US15W に基づいている。 conga-CA は、高性能な内臓グラフィクスカードをはじめ、PCI Express x2 レーン、8x USB 2.0 ハブ、2x シリアル ATA ポート、LPC、SDIO、Intel® High Definition Audio など多数の標準 PC インタフェースを装備している。conga-CA は 1G バイトの DRAM を搭載し、マルチメディア機能に理想的である。

PC モジュールは、conga-IVI キットに含まれるベースボードに差し込まれる。このカーラジオにほぼ等しいサイズのベースボードは、DIN スロット枠内で使用されるよう設計されていて、しっかりと挿入されるコネクタを備える。CAN バスや MOST バスなどのすべての車載用の標準インタフェースが利用可のである。FM ラジオチューナーに加えて、タッチスクリーンをサポートするディスプレイ接続と同様にモバイル電話を持つ通信用の Bluetooth も含まれている。多数の USB インタフェース、ミニ PCI Express スロット、および SDIO インタフェースにより、ほとんどの異なるアプリケーションに対して柔軟なシステム適応ができる。

スターターキットは、有り得るアプリケーションを簡潔な形で実証する統括的なソフトウェアアプリケーションパッケージを含んでいる。アプリケーションソフトウェアと同様に、電子回路も新しい開発のための基礎として使用できる。

conga-IVI キットは、車載に適した 800x480 ピクセルの分解能を持つ 7" LVDS タッチパネルと共に必要なすべてのケーブル類をまとめて供給する。また、12V 電源コード、スリムライン DVD ドライブ、4G バイトのフラッシュドライブ、USB GPS 受信機、WLAN カード、および必要なすべてのアンテナも含んでいる。

conga-IVI スターターキットは、2008年12月から入手可能となる予定。 

Intel and Intel Atom are trademarks of Intel Corporation in the United States and other countries