congatec が Intel Atom C3000 プロセッサベースの COM Express Type 7 サーバー・オン・モジュール (SoM) (開発コード名: Denverton) を追加

10 GbEに対応した congatec の新モジュールが組み込みエッジコンピューティングの水準を引き上げる

Tokyo, Japan, September 28, 2017 * * *組み込みコンピュータモジュール、シングルボードコンピュータ (SBC)、および、組み込み設計と製造サービスの大手テクノロジー企業である congatec は、組み込みエッジコンピューティングの水準を上げる為10 GbE 対応させたIntel® Atom™ C3000 プロセッサベースの新製品 COM Express Type 7 サーバー・オン・モジュール (SoM) 「conga-B7AC」を発表します。最小消費電力がわずか 11 ワットというこの新しい省電力マルチコアサーバー・オン・モジュール (SoM) は、最大 16 のコアを実装可能であり、リアルタイム性を実現する 4x 10 GbE ネットワークパフォーマンスを提供します。機能は、スマートセル、ファクトリーゲートウェイ、ストレージシステムなどのモジュール型マイクロサーバーや堅牢な通信・ネットワーク機器向けに設計されていて、動作温度範囲(-40℃ ~ 85℃)での使用が可能です。新しい PICMG COM Express 3.0 規格に基づく「conga-B7AC」は、商用既製品として規格標準化された機能ブロックをベースに、超小型ファンレスエッジデバイスを効率的にカスタム設計するのに理想的です。

 

「10 GbE 帯域対応の分散型組み込みエッジデバイスは、次世代 LTE ネットワーク向けスマートセル、サーバー仮想ファクトリー向けデバイスノード、センサーネットワーク向けデータセンターとして利用できます。これらのタスクを実行するためには、大量の TCP/IP 通信やストレージ帯域幅をリアルタイムで処理することが求められます。こうしたエッジデータセンターは膨大なマルチコア能力を提供しなければなりませんが、通常より小さなデータサイズを処理するため、コアごとの速度は遅くなります。これは、サーバーグレードの新しい Intel Atom C3000 プロセッサが、当社の Intel Xeon D プロセッサベースのサーバー・オン・モジュール (SoM) ポートフォリオにとって理想的な用途領域です。これらのプロセッサにより、膨大なネットワーク帯域幅とストレージ能力を低コスト・低消費電力の分野に深く浸透させることができます」と、congatec の製品管理ディレクターのマーティン・ダンザー (Martin Danzer) は説明しています。

 

congatec の新しい COM Express Type 7 サーバー・オン・モジュール (SoM) は、アップタイムやレジリエンスを最大化し、レイテンシを最小化し、各プロセッシングコアを最大限活用するために冗長性、リアルタイム通信、仮想化テクノロジーに対応したアプリケーション・レディなモジュールです。さらに、分散型組み込みエッジサーバー用クラウド API によって、データセンター管理者がシステムの健全性や消費電力・環境に関する情報をリモート監視するために必要なすべての能力を提供。最大 20 の PCI Express (PCIe) レーンをサポートする Intel Atom C3000 プロセッサベースの新しい COM Express Type 7 サーバー・オン・モジュール (SoM) は、ストレージデバイスのレイテンシを最小限に抑えます。また、あらゆるタイプのセンサーネットワーク、フィールドバス、産業用イーサネットに超高速アクセスレーンを提供します。

 

 

機能群の詳細

新しい conga-B7AC COM Express Type 7 サーバー・オン・モジュール (SoM) は、16 コア Intel® Atom™ C3958 プロセッサから業界トップの広域動作温度範囲(-40℃ ~ 85℃)に対応したクアッドコア C3508 まで、8 つの 異なる Intel Atom サーバープロセッサを搭載して提供されます。すべてのモジュールは、お客様の要件に応じて、誤り訂正符号(ECC)機能を有する(または有さない)、最大 48 GB の高速な 2400 DDR4 メモリを提供します。これらのモジュールは、最大 4x 10 GbE と Network Controller Sideband Interface (NC-SI) を備え、ベースボード管理コントローラ (BMC) を接続するための非常に高いネットワーク能力を提供し、帯域外のリモート管理能力を実現します。NVMe フラッシュストレージを含む柔軟なシステム拡張機能は、最大 12 つの PCIe Gen 3.0 レーンと、8 つの PCIe Gen 2.0 レーンを経由して接続可能。従来のストレージメディア用として、2 基の SATA 6G ポートを提供しています。さらに、USB 3.0 ポート 2 基、USB 2.0 ポート 4 基、LPC、SPI、I2C バス、UART ポート 2 基を含む I/O インターフェスを備えています。また、モジュールは、セキュリティに敏感なネットワークアプライアンス向けのトラステッドプラットフォームモジュール (TPM) をホストします。

 

congatec は、現在のすべての 64 ビット Microsoft Windows バリアントや Red Hat Enterprise Linux サーバーに包括的なサポートパッケージを提供。また、冷却システムや新しい評価用 COM Express Type 7 キャリアボードなどの広範なアクセサリによってデザインインを簡略化します。

 

新しい conga-B7AC COM Express Type 7 サーバー・オン・モジュール (SoM) は、以下の標準構成でご注文いただけます。

 

Processor Cores Smart Cache [MB] Clock / Burst [GHz] TDP [W]
Intel® Atom™ C3958 16 16 2.0 / TBD 31
Intel® Atom™ C3858 12 12 2.0 / TBD 25
Intel® Atom™ C3758 8 16 2.2 / TBD 25
Intel® Atom™ C3558 4 8 2.2 / TBD 16
Intel® Atom™ C3538 4 8 2.1 / TBD 15
Intel® Atom™ C3808 12 12 2.0 / TBD 25
Intel® Atom™ C3708 8 16 1.7 / TBD 17
Intel® Atom™ C3508 4 8 1.5 / TBD 11


新しい conga-B7AC サーバー・オン・モジュール (SoM) の詳細は、製品ページにアクセスしてください。
 http://www.congatec.com/en/products/com-express-type-7/conga-b7ac.html