SMARC 2.0 は、Qseven と COM Express という 2 つの定評あるモジュールの中間に理想的に位 置づけられています。エントリーレベルの低価格コンピュータモジュール市場への参入を可能に する Qseven 規格と比較すると、SMARC は、特にビデオポートとカメラポートを増設し、IoT の用 途に対応した 2 つ目のイーサネットポートを設けるなど、より多くのインターフェースを装備してい ます。

SMARC 2.0 の技術ハイライト


MXM 3.0 グラフィックカード規格にも使用されている SMARC 2.0 コネクタの 314 ピンは、最大で 4 つのビデオ出力ポートに必要な領域を提供 しており、SMARC 2.0 がマルチメディア用途に特に適していることを明確に示しています。

 

コネクタ


SMARC 2.0 は、非常に信頼性が高く、認定を受けた高速性を発揮し ながらも手頃な価格の 314 ピン 0.5mm ピッチ MXM 3 コネクタを 採用しています。


広範なビデオインターフェースオプション


SMARC 2.0 は、内部ビデオインターフェースおよび外部ビデオインタ ーフェースにおいて豊富な選択肢を数多く取り揃えていま す。DisplayPort、HDMI または VGA 経由で外部ディスプレイを柔軟 に接続できるよう 2 つのデュアルモード DisplayPort (DP++) を装備 しています。内部ディスプレイ用には、2x24 ビット LVDS を実装してい ます。2 つの独立した組み込み DisplayPort (eDP) または MIPI ディ スプレイシリアルインターフェース (DSI) をサポートする代替用途も 定義しています。

ワイヤレス


SMARC 2.0 は、WLAN や Bluetooth などのワイヤレスインターフェ ースを接続する小型 RF コネクタを配置するための専用領域をモジ ュール上に設けています。


カメラインターフェース


SMARC 2.0 は、デジタルカメラのサポートに必要なすべての信号を 装備しており、このために、2 つのシリアル MIPI CSI (カメラシリアル インターフェース) を実装しています。


小型


モジュールの寸法は、わずか 82x50 mm² です。サイズ制限のあるシ ステム内に簡単に組み込むことができます。


2 つのイーサネットインターフェースでより高 い精度を実現


SMARC 2.0 は、2 つのギガビットイーサネットポートを実装している ため、インダストリー 4.0 アプリケーションにおいて特に優位性を発 揮します。両方のイーサネットポートは、SDP (ソフトウェア定義ピン) を装備し、IEEE 1588 規格で定義されたハードウェアベースの高精 度時間プロトコル (PTP) をサポートしています。


省電力


SMARC 2.0 は、省電力用途専用に定義されています。3.3V または 5V DC 電源で動作し、バッテリ管理に必要なその他すべての信号を 装備しています。


互換性
 

SMARC 2.0 は、以前の SMARC 1.1 の定義との互換性を有していま せん。仕様を完全に更新したため、3 分の 1 の ピン定義が変更され ています。


SGeT e.V.


SMARC (スマートモビリティアーキテクチャ) の仕様は、2012 年に創 立された SGeT 標準策定グループによって策定されていま す。congatec は、SGeT の 創立メンバーであり、委員会メンバーであ り、SMARC スペックエディターでもあります。