congatec が Intel® Xeon® D プロセッサを搭載した初の COM Express Type 7 モジュールを発表

congatec の新しいサーバー・オン・モジュール(SoM)によるプレミアな 10 ギガビットイーサネットのパフォーマンス

Tokyo. 17. October 2016  * * *  組み込みコンピュータモジュール、シングルボードコンピュータ(SBC)、および、組み込み設計と製造(EDM)サービスの大手テクノロジー企業であり、最新の COM Express Type 7 ピンアウト仕様を含む、発表間近の COM Express 3.0 規格のエディターの役割を担う congatec は、COM Express Type 7 規格のプレビューリリースと並行して、Intel® Xeon® D プロセッサ(コードネーム:Broadwell)を搭載した新しいサーバー・オン・モジュール(SoM)を発売します。世界をリードする COM Express Basic 規格フォームファクタ(95 x 125 mm)に基づくこのモジュールは、10 ギガビットイーサネットインターフェース、32 の PCIe レーン数、現時点で最大 16 までのサーバーコアと最大 48 ギガビットまでの DDR4 ECC メモリを実装可能なヘッドレスサーバーによるパフォーマンスを特徴としています。新しいサーバー・オン・モジュール(SoM)の対象用途の例として、ファクトリーオートメーション、ストレージ、ネットワークアプライアンス、モジュラーサーバー、テレコムキャリアの基地局、サービスプロバイダーのサーバー群、IoT のクラウド/エッジ/フォグサーバー、インダストリー 4.0 アプリケーションがあります。

congatec の長期供給が保証されたサーバー・オン・モジュール(SoM)のアプリケーション・レディなモジュラーコアは、規格標準化された外形仕様、キャリアボードインターフェース、冷却システムコンセプトを提供します。これにより、システム設計が大幅に簡略化され、新しい堅牢なサーバー技術の立ち上げが加速化されます。加えて、将来的な性能向上を行う目的でプロセッサのアーキテクチャを変更する場合でも、メインボードの設計変更する事なく、サーバー・オン・モジュール(SoM)だけを交換すればよいため、非常にシンプルかつ少ない開発費用で、さらなるパフォーマンスの向上を実現します。現在、キャリアインフラストラクチャに使われている独自の シングルボードコンピュタボードやATCA プラットフォームを、COM Expressに代表されるモジュール技術を利用せずにアップグレードする場合、メインボードを含めたトータル設計変更が必要になり、はるかにコストがかかってしまします。

congatec のマーケティング・ディレクターであり、最新の COM Express Type 7 ピンアウト仕様を含む COM Express 3.0 規格のエディターの役割を担うクリスチャン・エデル氏は、COM Express Type 7 規格を採用した新しいサーバー・オン・モジュール(SoM)の重要性を強調しています。「今まで、モジュール上で10 ギガビットイーサネットを直接実行することは不可能でした。しかし、仮想化を介して簡単に拡張可能なモジュールサーバートポロジーを構築するには、この帯域幅が不可欠です。Type 7 ピンアウト仕様はこうした要求を満たしています。同仕様は、高速 SSD やディスクリート GPU に接続するために、このタイプのサーバーで広く利用されている、10 ギガビットイーサネットポートを最大 4 ポートまで搭載可能にし、かつ、PCIe レーンに関しては、32 という素晴らしいレーン数を実現します。COM Express のフットプリントは小さく、ラックあたりのコア数が増加します。この非常に小型で堅牢なサーバー技術により、IoT アプリケーションをホスティングするために必須な 10 ギガビットイーサネット接続を現場で行うことが可能となります」。

仕様の詳細
新しい conga-B7XD COM Express Type 7 サーバー・オン・モジュール(SoM)は、ヘッドレスサーバー設計にて提供され、16 コアの Intel® Xeon® プロセッサ D1577 から業界トップの広い動作温度範囲(40℃ ~ 85℃)に対応した Intel® Pentium® プロセッサ D1519 をはじめとする、10 の異なるサーバープロセッサを搭載できます。メモリに関しては、お客様客様の要件に応じて、誤り訂正符号(ECC)機能を有するまたは有さない、最大で 48 ギガビットの高速 2400DDR4 メモリを提供しています。

新しい congatec サーバー・オン・モジュール(SoM)の卓越した特徴は、2 ポートの 10 ギガビットイーサネットポートによる高次元のネットワークパフォーマンスにあります。また、帯域外リモート管理を可能にする、ベースボード管理コントローラ(BMC)を接続するための NC-SI ネットワークコントローラサイドバンドインターフェースにも対応。フラッシュメモリを含むパワフルなシステム拡張機能は、最大で 24 の PCI Express Gen 3.0 レーンと、8 つの PCIe Gen 2.0 レーンを経由して接続できます。 従来のストレージメディア用として、2 ポートの SATS 6G ポートを提供しています。さらに、USB 3.0 ポート 4 ポート、USB 2.0 ポート 4 ポート、LPC、SPI、I2C バス、UART ポート 2 ポートを含む I/O インターフェスを備えています。

congatec は、Microsoft Windows 10 IoT を含む、コンピュータ用の OS として広く使われている あらゆる Linux ディストリビューションや Microsoft Windows 派生版に対応しています。標準化された冷却ソリューションや、新しい評価用 COM Express
Type 7 キャリアボードなどの広範なアクセサリにより、デザインインが簡略化されます。このアクセサリは、新しいモジュールの発売と並行して提供されます。

Processor Cores Intel
Smart
Cache [MB]
Clock/
Burst
[GHz]
TDP
[W]
Temperature
range
Intel® Xeon™ D1577 16 24 1.3/2.1 45 0 to +60°C
Intel® Xeon™ D1548 8 12 2.0/2.6 45 0 to +60°C
Intel® Xeon™ D1527 4 6 2.2/2.7 35 0 to +60°C
Intel® Xeon™ D1559 12 18 1.5/2.1 45 -40 to +85°C
Intel® Xeon™ D1539 8 12 1.6/2.2 35 -40 to +80°C
Intel® Xeon™ D1529 4 6 1.3 20 -40 to +80°C
Intel® Pentium™ D1519 4 6 2.1/1.5 25 -40 to +80°C
Intel® Pentium™ D1508 2 3 2.2/2.6 25 0 to +60°C
Intel® Pentium™ D1509 2 3 1.5 19 0 to +60°C


congatec の conga-B7XD COM Express Type 7 サーバー・オン・モジュール(SoM)に関する詳細は、下記サイトをご覧ください。 http://www.congatec.com/products/com-express-type7/conga-b7xd.html  

最新の  COM Express Type 7 ピンアウト仕様に関する詳細は、congatec の下記サイトからホワイトペーパーをダウンロードしてください。 http://www.congatec.com/en/technologies/com-express/com-express-type-7/type-7-whitepaper-registration.html